手早く満足な「ダブルチーズバーガーセット」

ファーストフード

午前中に糸島で1件仕事が終わったものの、午後の博多での仕事までの時間は移動時間に余裕を考慮するとあまりない状況だった。

せっかく糸島に来たのだから、糸島らしいお店で食事をしたいと思っていたが、「うるしカレー」や「角屋」に行くには、駐車場が見つからなかった。

仕方なく202号線を福岡市内方向に車を走らせていると、マクドナルドの前を通過した。

そのまましばらく走り、ラーメン屋さんやうどん屋さんを見ながらも通過していたが、どうしてもさっきのマクドナルドが忘れられない。

あのフライドポテトの塩味やサクサクのポテトの感触、チーズバーガーのチーズの匂いやピクルスの味が鼻の前あたりでウロウロしていた。

これは自分自身が「食べたいんだな?」というサインのように感じた。

Uターンして、先ほど通り過ぎたマクドナルドに引き返すも、随分と長い距離を戻ったように思う。

マクドナルドのある駐車場に車を止めて、iPhone のマクドナルドアプリを開き、どのメニューが選べるのか確認する。

現在発売中の新たなメニューがあるが、今日はやっぱり「ダブルチーズバーガー」だろうと心に決めて店に入った。

カウンターには1名のお客さんが注文していて、他のレジは空いていなかったので、店内を眺めながらしばらく待っていると、声をかけられレジに向かう。いつの間にか前のお客さんはいなくなっていた。

「ダブルチーズバーガー」のセットを注文し、ドリンクは「ファンタグレープ」にした。

「店内でお召し上がりですか?」と聞かれ、「はい」と答えると、番号の書かれたプレートを渡されて、席を探してプレートを置いた。

トイレに手を洗いに行って戻ってくると、プレートの代わりに「ダブルチーズバーガーセット」が置いてあった。

まずは、フライドポテトから1本をつまんで口に入れる。

「どうやったら毎回同じ程度の塩味になるんだろう」と不思議に思いながら、無心でフライドポテトを食べる。

ふと気づき「そういえばファンタグレープもチーズバーガーもあるんだ」と、ファンタを一口飲む。

「ダブルチーズバーガー」を手に取り、包みを開く。

ダブルチーズバーガーの側面から、かぶりつく。

上のパンズから、2枚の肉とチーズ、そして下のパンズが一式で口の中に入り、モグモグと食べる。

期待したマクドナルドのチーズと肉の匂いが現実のものとなった瞬間だった。

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