伊勢神宮の内宮参拝を終えた後の大きな楽しみといえば、歴史情緒が漂うおはらい町やおかげ横丁での散策と名物グルメの食べ歩きです。

通りには魅力的なお店が数多く並びますが、その中でも伊勢を訪れたなら絶対に外せない場所が、創業300年以上の歴史を誇る赤福本店です。
全国の百貨店や駅などでも買い求めることができる赤福餅ですが、本店でいただく出来立ての味わいは別格の感動があります。
今回は、五十鈴川のせせらぎと心地よい風を感じられる縁側の特等席で、出来立ての赤福と香ばしい番茶を堪能した贅沢なひとときを詳しくレポートします。
伊勢神宮参道に佇む赤福本店の歴史と風情
おはらい町でひときわ存在感を放つ本店の佇まい
内宮の宇治橋前から続くおはらい町通りを歩いていくと、新橋のたもとにひときわ趣のある重厚な木造建築が現れます。
明治時代に建てられた妻入り木造建築の建物は、参道の賑わいの中でも圧倒的な風格と歴史の重みを漂わせています。
店先には朱塗りの大きなかまどから湯気が立ち上り、お茶を沸かす香ばしい香りが通りにまでふわりと漂っています。
かつて伊勢を目指して長い旅路を歩いてきた旅人たちも、この暖簾をくぐって疲れを癒やしたのだろうと思いを馳せることができる風情ある空間です。
注文から番号札を受け取って川沿いの席へ向かう流れ
暖簾をくぐって店内に足を踏み入れると、まずは入り口のカウンターで注文とお会計を済ませます。
今回は名物の赤福餅をイートインでいただくため、注文を伝えて番号札を受け取りました。
案内される席は店内の座敷席や縁側の席などがありますが、今回は運よく五十鈴川に面した縁側の席へと案内していただくことができました。
スタッフの方々の案内や手際の良さは非常に洗練されており、参拝客で賑わう時間帯であっても無駄な待ちはなく、スムーズに席へ着くことができます。
五十鈴川を望む特等席で味わう出来立ての赤福
川面を渡る心地よい風と縁側の風情あるロケーションです。

案内された縁側に腰を下ろすと、目の前には清らかな五十鈴川の流れと、対岸の豊かな緑が広がります。
川面を渡ってくる自然の風が頬をかすめ、参拝や食べ歩きで火照った身体を心地よくクールダウンしてくれます。
川のせせらぎの音と木々のざわめきに耳を傾けていると、参道の賑やかな喧騒から一歩離れた別世界にいるような贅沢な感覚に包まれます。
このロケーションで一服できること自体が、本店を訪れる最大の価値の一つだと実感します。
香ばしい番茶とともにいただく出来立てならではの柔らかさ
縁側で川の景色を眺めながら待っていると、ほどなくしてお盆に載せられた赤福とお茶が運ばれてきました。

一人前として小皿に盛られた二個の赤福餅と、朱塗りの急須から注がれる温かいほうじ茶(番茶)のセットです。
出来立ての赤福餅を箸で持ち上げてみると、その柔らかさにまず驚かされます。
お土産用の箱に入ったものも十分に美味しいのですが、本店で提供される出来立てのお餅は驚くほどふっくらとしており、つきたてならではの滑らかな伸びと心地よい弾力を持っています。
なめらかなこし餡と上品な甘みが織りなす伝統の味わい
お餅を包み込むこし餡は、五十鈴川の清流のせせらぎを象った三筋の美しい波模様が描かれています。
一口味わうと、きめ細かく裏ごしされたこし餡が舌の上でスーッと滑らかに溶けていきます。
小豆本来の上品な風味と雑味のないすっきりとした甘みが口いっぱいに広がり、口当たりは非常に軽やかです。
柔らかいお餅と滑らかなこし餡の絶妙なバランスは、何百年にもわたって愛され続けてきた理由を一口で納得させてくれます。
そして、甘みが広がった口の中に香ばしく焙じられた番茶を一口含むと、心地よい苦味とお茶の香りが甘みを優しく包み込み、後味をすっきりと整えてくれます。
参拝途中の休憩に最適なボリューム感と満足度
食べ歩きや次の目的地への移動にも嬉しい二個の絶妙なサイズ

イートインで提供される赤福は、二個という絶妙なボリューム感に設定されています。
多すぎてお腹が苦しくなることもなく、少なすぎて物足りなさを感じることもない、まさに休憩の一服に最適なサイズです。
参道で名物の伊勢うどんや練り物などの食べ歩きを楽しんだ後でも無理なく味わうことができ、次の観光へ向かうエネルギーをチャージするのにぴったりです。
夫婦での参拝や散策の合間にホッと一息つける贅沢な時間
清流の景色を眺めながら静かにお茶とお餅を味わう時間は、旅の中で最も心安らぐひとときとなりました。
夫婦そろってゆったりとした時間の流れに身を委ね、心身ともに満たされた状態で贅沢な休憩時間を過ごすことができました。
美味しい名物と美しい景観でしっかりと元気を蓄え、次の目的地である猿田彦神社へ向けて足取り軽く再出発することができました。
実際に訪れて感じた魅力と事前に把握しておきたいポイント
実際に訪れて実感した赤福本店の魅力を整理します。
最大の魅力は、歴史ある建物の風情と、五十鈴川を目の前に望む縁側で味わう出来立てならではのお餅の柔らかさとなめらかなこし餡の調和です。
番茶との相性も抜群で、参拝途中の休息処として最高の体験ができます。
事前に把握しておきたいポイントとしては、参拝シーズンや休日の昼下がりには多くの観光客が訪れるため、席の案内待ちが発生することがある点です。
ただし、メニューがシンプルで回転率が非常に高いため、多少の列ができていても見た目ほど長く待たずに案内されることが多いです。
五十鈴川沿いの席を希望する場合は、混雑のピークを外した午前中や夕方前の時間帯を狙って訪れるのがおすすめです。
赤福 本店の店舗情報まとめ
店名:赤福 本店
住所:〒516-0025 三重県伊勢市宇治中之切町26-26
電話番号:0596-22-7000
営業時間:5:00から17:00まで(繁忙期は時間変更の場合あり)
定休日:年中無休
特徴:宝永四年(1707年)創業の老舗和菓子店。 五十鈴川のほとりに位置し、明治時代の木造建築と朱塗りの大かまどが特徴的な歴史ある佇まい。
ターゲット層:伊勢神宮参拝客、歴史ある甘味や和菓子を好む旅行者、夫婦・カップル、家族連れ
おすすめポイント:清流五十鈴川を望む縁側席でいただく出来立ての赤福餅と香ばしい番茶。 つきたてならではの驚くほど柔らかいお餅となめらかなこし餡の極上の味わい。
公式サイト:赤福 公式ホームページ https://www.akafuku.co.jp/
注意点 専用駐車場はありませんので、伊勢神宮周辺の市営駐車場をご利用ください。 縁側席や座敷席の指定は混雑状況により希望に添えない場合があります。



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